なんかね、本当はもっと色々なことをBDCには書きたいと思ってるんだけど、ゲームの事ばかりになってアレなんだけど、当たり障りない方向に書こうとするとゲームの事に落ち着けるのが無難になってしまうw
そういうアレで、今回は当初の想定外に今ハマっているRush Rally Originsについて書こうと思う。
Rush Rally Origins
今から少し前にsteamでレースゲー特集的なのがあって、その際に見つけたゲーム。
往年のDrift OutやWorld Rallyを彷彿とさせるゲームなので、当初はそういうかんじなのかなと思ってた。
実際にはあの時代はポリゴンじゃなくて2Dゲームでコーナリングはなんでもかんでもドリフトさせればいいみたいなかんじだった。
Rush Rally Originsはそこがちょっと違って、かなり繊細なドライビングテクニックを要求するにも関わらず、意外なことに間口が広い、ということだ。
それが今回の記事のタイトルで「万人が楽しめるラリーゲーム」としている所以である。
「かなり繊細なドライビングテクニックを要求する」のに「間口が広い」?
レースゲー得意だからそう思うんじゃ?・・・と考えるかもしれない。
残念ながら昨今の私は、レースゲーが得意、とはとても言えないほどに反応速度が鈍ってしまったし、steamのレースゲームも何本か購入してはいるものの、序盤で投げ出してしまっているのが殆どだ。
何故かというと、最近のレースゲームはとにもかくにもハンコンありき、が当然のように制作されている。
ハンコンは確かにPS2でGT3/GT4が出た時分にロジクールのお高いやつを買ったことがある。
これが私には「怖くて使えない」に陥ったため、結局GTシリーズもパッドでしかやったことないし、全く使わないまま埃をかぶらせた経験がある。
何が怖いのか?というと、アクセル/ブレーキペダルがプラ製のため、力をかけると劣化した末に折れそうだったからだ。
あと、今でこそ専用のバケットシートやら随分本格的なものに3画面モニタという贅沢な環境があるけど、当時はそんなものもなく、ステアリングは机に固定してギッシギッシやりながら、たまにペダルが行方不明(分かる人には分かる)な状況でやってたので、そんな困難な環境で遊ぶくらいならパッドでやったほうが早い、になってしまった。
で、ハンコンとかレースゲーム専用のシートフレームとか、3画面モニタなんて超高額投資が必要なわけで、しかも室内に一定のスペースも確保しないとできんわけで、日本の住宅事情にはこの上なく合わないよね。
でも快適にレースゲームをプレイしようと思うと、そのくらいの投資が当たり前みたいに考えられてるわけだ。
だってハンコンありき、で制作されてるんだから。
レースゲームが敬遠される一因でもあるし、だからアーケードのほうがいいなって思ってたけど、今やアーケードのレースゲームなんて・・・見れば分かる状況、行く気も起きないほど存在しない。
話は戻ってRush Rally Originsは、XBOXのパッドかそれに準じたパッドさえあれば、ごく普通にプレイできる。
これは凄く大きい。
見下ろし型の強み
Rush Rally Originsは、ドライバーズアイではなく見下ろし型の視点でのプレイとなっている。
一応視点モードは2つあって、ヘリコプターが後方上空からマシンを追従するように見せてくれる視点と、コースレイアウト主体でぐりぐりマシンをぶん回す視点の2つ、前者のほうが当然やりやすいと思う。
この視点が凄く体感的に面白くて、低速時はぐっとクローズアップし、高速になるほど遠視界まで俯瞰できる。
するとどうなるかというと、プレイヤーの視点はマシンそのものよりもずっと遠方を見据えてドライブするようになる。
ラリーゲームをやったことがある人なら当然分かると思うけど、コースは緩急織り交ぜてコーナーの連続で、コドライバーから指示が休みなく飛んでくる。
「バンプがあるぞ」
「緩い右カーブ連続で左タイトカーブ」
とかね。
それがあらかじめ視界で確認できるから、ドライバーズアイのラリーゲームより幾分か遊びやすい。
コドライバーの指示は英語だけど、セガラリーやった人なら馴染みがある、平易な表現のナビゲーション。
WRCシリーズとかコリンマクレーラリーの人にはちょっと抵抗あると思う。
何故ならあっちは純粋に本物のラリーのごとくコーナーの難度を数字で読み上げるから。
目標タイムが随分と優しい
万人にできるという大きなポイントはココ。
カテゴリD(無強化~微強化)から始まるレースシーン、いきなりつまづいてしまっては、後にモチベーションが続かない。
現に私はWRCシリーズとかあの辺投げてたw
目標タイムが非常にシビアなのだ。
爆速フルスロットルで走りたい、でもそうすると色んなところでオーバーランする、結果的にタイムが伸び悩む、というのは下手だとよくある話。
Rush Rally Originsの場合はトラクション重視、いかに路面をしっかり食って走れているかが顕著に影響している。
それゆえハーフスロットルやトラクション合わせを頻繁に使うし、それに慣れてからやっとどこまで踏めるかトライできる。
そうやってまずはブロンズの目標タイムをクリア、最終的にはゴールドで埋めることが目標だけど、まずブロンズを目指す。
無強化でも走り方さえ上手くて、コースコンディションに合った走りができれば、シルバーは取れる、実際私は取れた。
そのためには車本来の「走る」「曲がる」(「止まる」ゴールまで止まらないけど。)の重要性が本当によく伝わってくる。
マシンの強化
マシンを駆って一定の成績を挙げるとマシンが強化できる。
マシンは強化段階ごとにカテゴリ分けされ、無強化~微強化のカテゴリDから、ごりごりにマシンをいじり倒したカテゴリAまであり、タイムアタックなどの成績はカテゴリごとで別々に区分記録される。
つまり速いマシンを作ってしまえば終わりではなく、コントロラブルなマシンで実績を積み上げて、徐々にマシンのパフォーマンスに慣れていき、最終的にカテゴリAでピーキーなマシンを好き放題ぶん回す、という流れになる。
逆に一度カテゴリA準拠まで強化したマシンをカテゴリD準拠に合わせるデグレードも可能となっている。
強化方法はエンジンやブレーキ、サスなどを段階的にいじるという簡素なもので、何をいじったらどう影響するのかは、加速/最高速/旋回/制動の4つの性能で表されるからキャンバー角いじりたいとか、ギア比変えたいとかそういうことはできない。
私は今のところ、カテゴリDに専念している。
シルバーは埋めてるけど、ゴールドが取れないから。
マシンは10種類あって、今後追加されるかどうかは不明。
ちょっと古い目のマシン、'80~'90年代のマシン主体なので最近のマシンでないことに物足りなさを感じるかもしれない。
またライセンスが下りてないからか、マシン名は実際の車種名を採用せず、このゲーム固有の名前となっているので、車名を変えることができる。
日本車だとインプWRX、ランエボⅥ、ST205セリカGT-FOURがラインナップされている。
多分セリカが四つ目じゃなきゃ萎えてた_(:3」∠)_ ←リトラク時代が好きじゃない。
今後のアップデートで、新マシンが追加されるといいなぁ)Oo(・Д・)
ヤリスWRCぶんまわしたい。
自然と闘え
ラリーは自分と自然と天候との闘い。
路面はターマック(舗装)やグラベル(未舗装)、ダート(泥道)、雪道など各ラリーコースで特色が分かれている。
個人的にダートが主体なケニアが苦手、トラクション合わせにくくてしょうがない。
逆に得意なのは何故かタイトコーナーが多いイングランド。
イングランドは得意だけど路面がやたら短い区間でころころ変わるし、ここ走るの?ってくらい道幅狭いので度胸試しが楽しい。
あとラリーなので、昼だけでなく夜のステージもあれば、ウェットコンディション、降雪も勿論ある。
前方遠視界が見えてるからと言って夜の高速走行がこんなに怖いのかと思うほど昼間よりタイトに見える。
ゲームモード
①タイムアタック
ステージタイムを競うある意味練習モード。
ただこれで走ってるだけでも楽しい。
自己ベストタイムや世界中のプレイヤーのベストタイムをダウンロードして、ゴーストカーとして表示させ、競うことができる。
②チャンピオンシップ
タイムアタックと似ているが、こちらはオフラインで他のライバルドライバーと戦って、各国ラリーコースごとに総合タイムを競い合うモード。
例えトラブって下位に沈むステージがあったとしても、気合と根性とコンセントレーションでその分を他のステージで取り返せば、優勝も可能な程度の難易度になっている。
③レース
6台混成で走る文字通りレース。
アザーカーと熾烈なデッドヒートができるけど、イングランドやニュージーランドや日本でやると地獄を見るw(コースがタイトだったり、カーブがやばかったり)
④マルチプレイ
他プレイヤーとの対戦モード。
私は未体験、まだそんな域まで達してない(´・ω・)
というアレで
Rush Rally Originsについて記事を書いてみた。
元々Rush Rallyシリーズ(初代/2/3)はスマホのゲームだったらしく、そちらはオートアクセルで三人称視点だった。
~Originsはラリーが好きだけどレースゲーにいくらか苦手意識を持っている人向けかもしれない。
他のラリーゲームのように規定がシビアではなく、過酷過ぎる過酷を強いることもなく、かと言ってトラクションを喪うとマシンの挙動がどうなるか、急にダートからターマックに移りタイヤが噛んでしまうとマシンがどう動くかなど、そのあたりの物理的なものはしっかりと作られている。
しっかりと作られているけど、構えるほど難しいものではなく、まずはゆっくりでもいいからドライビングに慣れるところから始められるのも好印象。
そして、ステージが大体1分強から2分程度で終わるようにレイアウトされているため、ちょっと遊ぶ分にもちょうどいいスケール。
日々ちょいちょいやることでスキル向上できて楽しいのだ。